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喜びと楽しさがいっぱい

大量生産を目的としない電子機器の設計や製作、趣味や小規模の実験・試作を目的として行われるエレホビーの活動(電子工作)は、真空管、トランジスタ、集積回路全盛の現代へ激変している。戦中から昭和30年ごろまで、ラジオが戦況情報を入手する貴重な情報元であったため、少しでもラジオを安く手に入れたく、真空管ラジオの自作を始めたことがそのルーツにあったと思われる。高度成長期を迎えた昭和40年代、カラーテレビの本格普及などに電子技術者の需要が高まり、電子工作が活発していた。昭和50年代ごろまで、エレホビー専門誌が発行され、工学系少年の間で「電子工作」ジャンルを築いて、電子立国の展開に一つの大きな原動力となっていたと考える。

しかし、以来、価格の国際競争の激化を増している中、生産拠点の海外移転、海外調達の拡がりを背景に、エレホビーには国内で入手が難しくなってきた電子部品が多くなった。戦後焼け野原になった電気部品を扱う露店から始まって戦後のエンジニアを育んだ街だと言われたアキバ電気街では、電機工業専門学校の学生アルバイトによるラジオの組み立て販売を行っていたごろから、カラーテレビの実験放送が始まった1957年、2石、3石のトランジスタラジオの組み立てブームを起こした時期を経て、その後の2013年、電気街の草分けとして創立して64周年を迎えた「ラジオストアー」の閉館まで、楽しい、嬉しい、寂しい、その思いのすべてを味わったのが、エレホビーです。

さらに、電子部品の高集積化に伴い表面実装が一般となり、従来のようなリード線のある部品が激減している。表面実装用の部品は非常に小型で半田付けに高等な技術が必要とされ、電子工作で一般的に用いられるユニバーサル基板も利用できないため、ハードルの高いものとなっている。

液晶自作キットの販売から電子工作部品専門店へシフトしてきた弊社は、エレホビーの歴史、そして数々の物語に日々感動している。これからエレホビーの皆様を共に歩んでいくことを再び決意している。もっともっとお喜び頂ける商品やサービスを提供したく、新直営店づくり計画を立てて、2014年8月はじめ頃オープンすることを決めた。常用部品が漏れ無く揃えること、ラジオ関連を最大化にすること、液晶関連を最強化にすること、表面実装部品の扱いを容易にするための変換基板やツールなどを充実すること、Arduino等のオープンソース関連を全面追加すること、国産部品を幅広く取り入れること、海外新興企業のデバイスを積極的に紹介すること、などを目標にして、PCB基板の試作や部品の特注などのサービスにも力を入れて頑張っていきたいと考えている。

新直営店づくりの進捗状況を随時お知らせしていきますので、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。